理想の未来
世界がリュックサックの放浪者で溢れていると考えてほしい。
生産されたものを消費するというよくある要求にこたえることを拒絶し、
それがために、冷蔵庫やテレビ機器や自動車、
少なくともこぎれいな新車や、ある種のヘアオイルやデオドラント、
たいてい一週間後にはごみの仲間入りをしているよくあるくだらないもの、
労働・生産・消費・労働・生産・消費と続くシステムにとりこまれている
一切すべてのものを拒絶するという特権のために働かなくてはならない者たちで溢れている世界を
僕は、偉大なリュックサック革命というヴィジョンを見る。
何千、いや、何万という数の若者たちが、リュックサックと共に放浪している姿をだ。
山の山頂に登っては祈りをあげ、子どもたちを笑わせ、年寄りたちを喜ばせ、
若き女の子たちを幸せにし、若くないおばさんたちをより幸せにさせていく。
みなことごとくが禅にのめりこんでいる者達で、理由もなくいきなりたちあらわれる詩をせっせと書きとめ、そしてまた親切から、それも予想もしない奇妙な行為で、万民とすべての生きとし生けるものたちのために永遠の自由というヴィジョンを与え続けるのさ
ジャフィー・ライダー
大量消費の世界を終わらせて、ミニマムでエコな暮らしをする。
自然を愛し、命を大切にする。
旅をするかは別として、そんな思いをもつひとであふれる世界を僕はつくる。
僕はスナフキンになる。